PMSとうまく付き合いたい方へ――。
月に一度やってくる、女性の日。生理。
生理が始まる10日前~数日前から、イライラしたり、気分が落ち込んだり、食欲が止まらず食べ過ぎて後悔したり……。
そんなPMS(月経前症候群)に悩まされる女性は多いですよね。
PMSと上手に付き合っていくことができたら、毎月憂鬱な思いをする必要はなくなるのに。
そんな方へおすすめの、PMSとの上手な付き合い方を紹介します。
PMSと上手に付き合う3つの方法
PMS(月経前症候群)と向き合っていくために、自分でできる簡単な対策ポイントを3つ、ご紹介します。
- 好きなことをする!「自分が喜ぶリスト」を作ろう
- 体重の増減を気にしない
- 漢方を飲む
どれも、「え?これだけ?」と思うほど手軽なこと。でも、そんなちょっとした変化が、ナイーブな女性の心や体をふっと軽くしてくれますよ。
1.好きなことをする!「自分が喜ぶリスト」を作ろう
いつもは気にならないことが気になって不安になったり、イライラして人に強く当たってしまったり。
うまくいかないことが続くように感じてしまうPMSの時期。
こんな時のために「自分が喜ぶことリスト」を作っておきましょう。
自分の機嫌の取り方は、自分が一番知っているはず。
- ちょっと贅沢なお店にランチに行く
- ショッピングで心を躍らせる
- カラオケでストレスやモヤモヤを発散する
などなど、内容は自分に合ったものでOK!
「自分の心が喜ぶこと、安定すること=好きなこと」をすることで、PMSも心穏やかに乗り切れるはずですよ。
2.体重の増減を気にしない
生理前~生理中の女性の身体は「痩せにくい期間」に入ります。
なぜなら、生理によって多くの鉄分が失われてしまう分、身体は必要な栄養を逃がさないように「蓄えモード」に入るから。
だからこそ、生理期の1kg〜2kgの体重の増加は気にする必要ありません。体重の数字を気にせずに過ごすことも大切です。
生理が終われば「痩せ期間」に入りますから、ダイエットをスタートするなら生理後がおすすめ。
食欲旺盛だった生理期間が終わったら、食事の量を少しずついつもの量に戻していきましょう。
3.PMS対策にぴったりの「漢方」を飲む
薬に頼りたくない方でも、自然の原料から出来ている生薬「漢方」は手に取りやすいですよね。
「でも、どの漢方がいいのかまったく分からない……。」
そんな方のために、”婦人科三大処方”と呼ばれ、生理不順や生理痛に効果的だといわれる3つの漢方薬をご紹介します。
23番「当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)」
体力に自信のない方には23番の当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)がおすすめです。
芍薬(シャクヤク)で血を補い、当帰(トウキ)で暖めて身体を巡ります。
月経不順の方、貧血やめまい、手足の冷えに悩む方などに効果が期待される漢方です。
24番「加味逍遥散(かみしょうようさん)」
加味逍遥散(かみしょうようさん)は自律神経に働きかけてホルモンバランスを整え、沈みがちな心に穏やかに作用。
女性の体調不良を緩和する万人向けの漢方です。生理前に気分が落ち込む方やイライラしがちな方へぴったりな漢方です。
25番「桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)」
桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)には赤血球の状態を整える効果が確認されています。
固まりで出血するような月経困難症や、子宮内膜炎などの炎症性疾患、打撲をするとすぐに紫色のあざになってしまう方などに効果があります。
肩こり持ちの方にもおすすめですよ。
*他に服用されている薬がある方や持病がある方は、飲み始める前に必ずかかりつけのお医者さんや薬剤師さんに相談してくださいね。
PMS対策用のサプリメントもおすすめ
「漢方がいいのは分かったけど、自分で選ぶのはちょっと難しい……。」
そんな方は、PMSをはじめとする“女性の悩み”専用のサプリメントがおすすめです。
必要な生薬がバランスよく配合されており、自己判断で偏った漢方を飲むよりも効率的にサポートしてくれますよ。
女性である愛しさを感じよう
生理なんて、面倒で憂鬱だなと思う方もいるかもしれないけれど、女性の身体にとって、生理は必要なもの。
女性にしか感じられない痛みでさえも、いつかきっと、愛しく感じられる時がくるかもしれません。
自分らしいPMSとの付き合い方を見つけて、毎日を明るく過ごしてくださいね。