これまで、何人の友達の結婚式に参加したのだろう。
心から嬉しかったし、おめでとうの気持ちに嘘なんてない。
でも、取り残されていくような虚しさや寂しさを感じている、そんな自分も確かにいて、そんな自分が嫌になって――。
独身女性が抱える自然な悩みのひとつだと思います。
そんな独身女性に贈る”既婚の友達との付き合い方”を、30代独身女性である私の経験も踏まえて、お伝えしていきます。
既婚者の友達の集まりに参加するべき?
「友達との集まりに行っても、結婚や子どもの話ばかりで、会話に入れない……。」
独身女性なら、誰しもが経験することだと思います。
そんな時、みなさんはどうしていますか?
無理して集まりに参加しなくていい
無理して食事会や飲み会に参加をして、会話を合わせたり、作り笑いをしたり……。
心が疲れて帰ってくるのだとしたら、せっかくの自分の時間がもったいないです。
思い切って「行かない」という選択もあっていいと思います。
それで友達との縁が切れてしまったら?
それはそこまでの関係だったということ。
本当に大切にしあえる友達なら、きっとまた会うことができると思います。
どんな断り方をすればいい?
せっかく誘ってもらったのに、「会話についていけないから」なんて、はっきりとは断れないですよね。
断り方は難しいけれど、時にはついてもいい嘘があっていい。そう思うと、自分の心をふっと解放できますよ。
断り方の例
- 「声かけてくれてありがとう。今バタバタしてしまってい……。落ち着いたら連絡するね!」
- 「私も会いたいんだけど、ちょっと風邪気味で……また誘ってね。」
嘘をつくのはつらいけれど、大好きだった友達のことを良く思えなくなって、自分のことをどんどん嫌いになってしまう。
そんな風に思ってしまうくらいなら、ひとつ距離を置いてみましょう。
自分の心を守る方がずっと大切だと思うから。
自分の心に余裕がうまれて、自分が会いたいと思ったタイミングで、また連絡を取り合ったらいいのです。
結婚している人の方がえらいの?
私は、結婚をしていない自分が劣っているとか、負けている、という風に思いません。
思わないようにしている、といった方が正しいかもしれません。
なぜなら、結婚している友達を見たら「素敵だな」「うらやましいな」と、素直に思うから。
それでも、私の人生だから
私には守りたいものや成し遂げたいことがあって、今の生活があって、私なりに、そんな今が幸せで。
それを結婚していないからという理由で否定したくないし、否定されたら、やっぱり悲しいです。
だから、自分がかわいそう、という風には思わないようにしています。
むしろ、「わたしの人生!楽しもう!」という明るい気持ちで、今を楽しんでいます。
既婚の友達とどんな会話をすればいいの?
友達が結婚や子どものことを話すとき、自慢のように聴こえてしまうことがありますよね。
友達にとっては嬉しいことだから、話を遮るのは悪いし、結婚や子育ての悩みや大変さをわかってあげることはできないし……。
そうなると、どうしても関係性に距離が生まれてしまいます。
それでも、やっぱり上手に付き合ってくれる友達がいます。
昔話や共通の話など、対等に話せる話題でその場を楽しみ、楽しませてくれる友達は、やっぱり、ありがたいなと思います。
友達が意識しているのかどうかはわからないけれど、自然にそれができるって素敵なことですよね。
相手を想いあった言葉を。
結婚も出産も、タイミングは人それぞれ。
独身女性には独身女性の、既婚女性には既婚女性の、幸せや悩みがあります。
この気持ちを相手に分かってもらいたい!と思う方が、間違いなのかもしれませんね。
私たちは知らない間に、悪気なく誰かを傷つけているかもしれないということを、知っておきましょう。
本当に大切な友達だからこそ、お互いを想いあった言葉選びを心がけていきましょうね。